3日目10/7(火)
待望のカヤンゲルへのダイビング2日目、なんと朝からすさまじい雨。空は暗く激しい雨がいつまでも降り続けています。この雨の中を2時間もボートに乗って出かけるのかと気分は落ち込むばかりです。思ったとおりダイビングショップから連絡があり、迎えの時間を8時半に遅らせるとのこと。それまでに少しでも天気が良くなりますようにとみんなで祈ります。
迎えの時間が近づくにつれて雨が弱まってきました。空もなんとなく明るい兆し、ホテルスタッフのパラオ人もじきに良くなるだろうと言います。フロントでP.P.R.のロゴマーク入り雨合羽をもらいました。ビニール素材の白いゴミ袋みたいなものに手と頭を出す穴とフードが付いた簡単なものです。ボートコート代わりに着ることにしました。(実はこれがとっても重宝しました。)雨がちょうど上がった頃に桟橋にボートが迎えに来ました。今日は私たちのグループのみで、ガイドの石井さんとブランコとシラスの総勢9人です。これから晴れてくるだろうとみんなで気を取り直して出発です。
ところが・・・
すさまじい雨でした。和船タイプに屋根がついただけのボート、高速でボートを走らせれば、冷たく重い雨が顔や背中に突き刺さります。みんなまるで台風の中海で遭難したような気分になり、冷たい雨に打たれながら交わす言葉も少なくじーっと耐えます。途中数回ブランコがボートを止めます。あまりの雨に前方が見えないためボートを走らせることができません。バベルタオブ島の真ん中くらいに差し掛かったときに一部晴れ間が見えましたが、さらに北上するとついに雷雨になりました。視界の悪い中、ブランコとシラスはパラオ人特有の超人的な視力で進路を探します。雷雨の中バベルタオブ島の北端に差し掛かりました。バベルタオブ島を過ぎると回りに島がまったくない海だけのところを走らなくてはなりません。視界も悪く、雷も激しく、周りに目印のないところをボートを走らせるのは危険だという判断のため、ついに私たちはバベルタオブ島北端の港で一時待機することとなりました。
港にはこれから漁に出ようとしていたのか、数人のパラオ人が雨空を見上げていました。上陸した私たちは風雨をしのげる屋根の下に避難します。こうなることを予想していたのか、石井さんは温かいお茶を持ってきていました。すっかり冷え切った体に温かいお茶はとてもありがたいものでした。ここからコロールまで車で3時間くらいかかるとのこと。最悪天気が回復しなかったら陸路をたどることになるかも・・・。私たちは祈るような気持ちで天候の回復を待ちます。

ところでここのトイレでカワハラさんが面白いものを発見しました。トイレのドアに男女の表示があるのですが、女性のドアに、英語で「WOMEN」、そして多分パラオ語だと思うのですが「REDIL」、そしてなんと「OBASANG(オバサン)」と書いてあります!日本語が多く残るパラオですが、オバサンという言葉も残っているようです。オジサンもあるそうですが、男性トイレには書かれていませんでした。ナゼ?

1時間くらい休んだでしょうか、ようやく空が明るくなってきました。時刻はもう11時をまわりました。近くにある看板の地図を見るとカヤンゲルはもうすぐです。気持ちを切り替えて再出発です。

港を出てまもなく、バベルタオブ島がみるみる小さくなります。空は明るくなり、気温もだんだん温かくなってきました。みんな気持ちも明るくなり、石井さんが出してくれたフルーツをいただきます。前方に目を凝らしても海しか見えない中、ブランコとシラスは慎重に進路をとります。30分ほど船を走らせるとブランコが「カヤンゲル!」と叫びます。かなたに小さく島が見えました。待望のカヤンゲルまでもうすぐです。
カヤンゲルの島がだんだん近づくにつれて、海の色の美しさが際立ちます。鳥の群れがいたのでトローリングをしながら船を流しますが、あいにく魚はかからず、1本目のダイビングポイントへ。
1本目:ウラチャネル
カヤンゲル1本目、ガイドの石井さんでさえ年に数回しか来ることのないというカヤンゲル、ブランコがガイドします。エントリーすると、遠くまで見渡せる透明度!天候が回復したおかげで水中に差し込む光がきれいです。サンゴも美しく、そしていたるところにクリスマスツリーが群生しています。流れがなく穏やかな海で、魚影は濃くありませんでしたがゆっくりのんびり癒しのダイビング。前方ガイドのブランコと後方サポートの石井さんの距離がかなり開きます。前方ではブランコが寝ているトラフザメをキャッチ。持ってきて見せてくれました。石井さんは途中グループから離れて散策、ペットボトルでサメを呼んでいたようですが残念ながら集まらず、マダラトビエイを見たようです。

船にあがるとシラスが大きなサワラを2匹も釣り上げていました。これでランチの刺身はばっちりです。
2本目
1本目を終えて島には上がらずそのまま2本目へ。再び透明度は高く、クリスマスツリーが群生し、魚影は濃くない海でした。2本目もブランコが先頭を行きます。
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ランチ:カヤンゲル無人島
カヤンゲルの無人島に上陸。うっそうと茂る木々の中にベーべキュー施設がありました。長い間あまり使われていないのか、ちょっとがたがきていましたが、トタン屋根を鉄板代わりにして早速シラスが火をおこしてくれます。ブランコは船でサワラを刺身にします。アイスボックスの中にはビールが満載、バーベキューが焼けるまでの間、刺身をつまみに酒盛りを始めました。



まもなくバーベキューが焼きあがりました。できた順にどんどんいただきました。牛肉鶏肉も山盛り、とにかく盛りだくさんのランチです。ご飯も用意してありましたがご飯を食べる余裕もないくらいおなか一杯です。こうしてカヤンゲルのバーベキューは大満足に終わりました。
おなかも一杯になり少し休憩した後、暗くならないうちにカヤンゲルを後にします。行きとはうって変わって穏やかな天候の中、だんだん日は暮れて西の空は夕日に赤く輝き、夕闇の東の空にあがった月を眺めつつ船を走らせます。



P.P.R.の桟橋に着いた頃にはすっかり日が暮れていました。石井さんからP.P.R.にはジャグジーがあるとの情報をいただき、部屋へ戻らずみんなでジャグジーに向かいます。少し冷えた体にジャグジーのお湯は快適でした。ジャグジーでくつろいだ後それぞれ部屋へ戻ってシャワーを浴びます。



夜:P.P.R.のプールサイド

食べすぎ気味の遅い昼ごはんのためみんなおなかがあまりすいていません。サラダ、サンドイッチ、そばなどの軽食を頼み、お酒を飲みつつ今日のダイビング話に花を咲かせます。こうして2日目の夜は更けてゆきました。
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>4日目10/8(水)